経歴
1988年生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。奇術史・芸能史研究家、奇術愛好家。サーカス学会理事。
奇術を軸に軽業や曲芸等の芸能史を一次史料から調査し、その社会的な影響や背景を文化史、表象文化の視点からも検討する。
公益社団法人日本奇術協会「令和5年度顕彰」にて日本奇術協会特別賞を受賞。
共著
- 河合勝、長野栄俊、森下洋平『近代日本奇術文化史』(東京堂出版、2020)
寄稿
- サーカス学第2号(サーカス学会、2021)
- 「奇術師・福岡天一の足跡 南米ブラジルにおける「日本人移民」奇術史」
- サーカス学第4号(サーカス学会、2023)
- 「ドイツ・ハンブルクで活躍した日本人芸人たち -二〇世紀初頭のヨーロッパにおける演芸史の断片」
- 「一徳斎美蝶の「箱積み」と「一本傘」 -蘇る平岩コレクション」
- 「追悼 松山光伸さんを偲んで」
- Newワン・ツー・スリー(公益社団法人 日本奇術協会、2021〜)
- “奇術史研究ノート:マックス・マリニと日本(1),” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.1(2021.3).
- “新・舞台奇術ハイライト 蘇る平岩コレクション:一徳斎美蝶,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.1(2021.3).
- “奇術史研究ノート:マックス・マリニと日本(2),” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.2(2021.6).
- “新・舞台奇術ハイライト 蘇る平岩コレクション:松旭斎桜の水芸流し,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.2(2021.6).
- “奇術史研究ノート:マックス・マリニと日本(3),” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.3(2021.9).
- “新・舞台奇術ハイライト 蘇る平岩コレクション:松旭斎天勝,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.3(2021.9).
- “奇術史研究ノート:1930年代朝鮮半島の「偽天勝」と松旭斎天左,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.4(2021.12).
- “新・舞台奇術ハイライト 蘇る平岩コレクション:天勝十七回忌,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.4(2021.12).
- “奇術史研究ノート:天海メモを読む(1),” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.5(2022.3).
- “新・舞台奇術ハイライト 蘇る平岩コレクション:新世界と「マジックステーヂ」,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.5(2022.3).
- “奇術史研究ノート:天海メモを読む(2),” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.6(2022.6).
- “新・舞台奇術ハイライト 蘇る平岩コレクション:「これが日本の奇術だ This is Magic」から「和妻」写真,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.6(2022.6).
- “奇術史研究ノート:カナダの舞台に立った日本人芸人たち,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.7(2022.9).
- “新・舞台奇術ハイライト 蘇る平岩コレクション:松旭斎天洋・椿の結婚披露宴、天洋の舞台生活五十周年記念公演,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.7(2022.9).
- “奇術史研究ノート:「奇術の発明家」井上天遊,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.8(2022.12).
- “新・舞台奇術ハイライト 蘇る平岩コレクション:松旭斎天洋・椿のマジックショー、そしてサムタイ,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.8(2022.12).
- “奇術史研究ノート:ドイツとTAMC 〜緒方知三郎の理想とその源泉〜,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.10(2023.6).
- “新・舞台奇術ハイライト 蘇る平岩コレクション:1959 年、天海 I.G.P の結成式,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.10(2023.6).
- “奇術史研究ノート:20世紀初頭の日韓奇術交流史 〜朝鮮半島における近代奇術の受容と発展〜,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.11(2023.9).
- “新・舞台奇術ハイライト 蘇る平岩コレクション:戦地慰問と奇術師たち –新たに発見した陸軍恤兵部の資料から–,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.12(2023.12).
- “奇術史研究ノート:戦前の「海外奇術」は誰が伝えたか 「趣味人」松田昇太郎の活動を中心に,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.12(2023.12).
- “奇術史研究ノート:マジシャンとテレビのメディア史 -1950年代のマジック番組に見る「多様化」の歴史,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.13(2024.3).
- “奇術史研究ノート:海を渡った水芸 -20世紀初頭における吉田菊五郎のアジア巡業と影響,” Newワン・ツー・スリー, 公益社団法人日本奇術協会, Vol.14(2024.6).
講演・口頭発表・セミナー等
- 「松旭斎天一 欧州巡業の新発見」(サーカス学研究会、2018)
- 「松旭斎天一 欧州巡業の新発見」(第1回 奇術史研究会、2019)
- 「欧州に渡った日本人サーカス芸人一座の足跡」(サーカス学研究会、2019)
- 「手品のフィクション」(フィクション研究会「雪火頌」、2020)
- 「奇術と映画のイリュージョン」(第2回 奇術史研究会、2022)
- 「〈わからなさ〉と〈不思議〉 -なぜデザインは難しいし、マジックに驚くのか-」(武蔵野美術大学 造形学部 芸術文化学科、2022)
- シラス「堀内大助の空飛ぶマジック劇場」ゲスト出演
- PARA(神保町)「奇術の歴史」全6回講座(2023〜2024)
自主企画ほか
- 奇術史勉強会(不定期でZoom配信)
- 第1回「奇術漫画」(田中洋太郎氏をゲスト、2021)
- 第2回「1930年代 朝鮮半島の「偽天勝」と松旭斎天左」
- 第2回「デジタルアーカイブで「奇術史を研究する」こと」(2021)
- 第3回「石田天海『奇術五十年』読書会(1)」(2021)
- 第4回「石田天海『奇術五十年』読書会(2)」(2022)
- 第5回「第2回 奇術史研究会の補足」(2022)
- 東アジア奇術研究会(Society of East Asian Conjuring Arts)(和泉圭佑氏と発足)
研究テーマとキーワード
- 近世以降の奇術史(軽業・曲芸史)研究
- 近現代日本の奇術史
- 海外デジタルライブラリーの調査
- 海外における日本人芸人の受容と影響
- 松旭斎天一出演映画のフィルム発掘
- 奇術文化史
- 初期映画における「アトラクション」と奇術に関する分化の研究
- 奇術の「呪文」演出に見る社会事象の影響
- 「移民」の奇術史
- 心霊主義と奇術の架橋(「怖い手品」)
- 奇術とテレビ、Mr.マリック論、ナポレオンズ論、漫画、
- 進駐軍慰問、日本メンタルマジック史、寄席における色物と奇術、連鎖奇術 ほか
- 奇術コレクションのアーカイブ化
- 平岩コレクションほかの調査と保存
- 三田コレクションの調査